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第7章 先物取引の説明 コンタンゴとバックワーデーション

  • 海外先物取引

本章のまとめ

  1. 商品の保管コストのことをコスト・オブ・キャリーという

  2. 取扱いのやっかいな商品は保管コスト込みで先物価格が決まる

  3. 先に行くほど価格が高くなる現象をコンタンゴという

  4. 保管コストが無いに等しい株価指数先物などでは当然、コンタンゴは問題にならない

  5. 期近の方が値段が高くなっている状態をバックワーデーションという

限月によってなぜ値段が違うのか?

穀物やエネルギーなど、いわゆる現物決済の銘柄では限月によってかなり値段が違うことにお気づきの方も多いと思います。

なぜ受け渡し期間の違いに応じて先物価格が変わってくるのでしょうか?

保管コスト

FXや株式と違ってコモディティーの場合、保管コストがかかる商品が多いです。例えば原油や天然ガスは貯蔵タンクやパイプラインなど大掛かりな設備が無い限り自分の裏庭に保管しておくわけにはいきません。

このような保管コストのことをコスト・オブ・キャリー(cost of carry)と言います。

  • ヒント

    商品の保管コストのことをコスト・オブ・キャリーと言います。

なお、ここでのキャリーとは、よく耳にする「キャリー・トレード」のキャリーと同じで、「そのポジションを持ち続ける」という意味です。

先物価格とコスト・オブ・キャリーの関係

いま先物取引の価格形成を保管コストとの関係で考えた場合、当然、期先のコントラクトになるほど長い間、その商品を抱えておく必要から保管コストがかさむわけですからそのコスト・オブ・キャリーを「込みで」価格が決まらなければいけません。

  • ヒント

    取扱いのやっかいな商品は保管コスト込みで先物取引の価格が決定されます。

たとえば原油は典型的に保管コストが大きい商品ですので具体例で見てみましょう。

ライト・スイート・クルード・オイル先物(9月10日ザラバ、NYMEX)

上はNYMEXで取引されているライト・スイート・クルード・オイル先物の価格を限月に応じてプロットしたグラフです。デリバリー(=受け渡し)が遠い将来のコントラクトになるほど取引価格も高くなっていることがわかります。

コンタンゴ

このように先にいくほど値段が高くなるのは自然なことであり、このような現象を「コンタンゴ」と呼びます。

  • ヒント

    先に行くほど値段が高くなる現象をコンタンゴといいます。

正常のカーブ=コンタンゴ

コンタンゴは保管コストの高い原油や天然ガス、穀物などに普通に見られる現象です。これと対照的に保管コストが無いに等しい株価指数先物などではコンタンゴは余り問題にされません。

  • ヒント

    保管コストが無いに等しい株価指数先物などでは当然コンタンゴは余り問題にされません。

次の例を見ることにします。

とうもろこし先物(2010年9月10日ザラバ、CBOT)

上はCBOTで取引されているとうもろこし先物の価格を限月に応じてプロットしたグラフです。

さきほどの原油のグラフと違って期先でも値段が高くなっていないし、むしろ下がってしまっていることが読み取れます。通常であればとうもろこしも保管コストがかさむ商品ですのでこのようなカーブは「異常事態」だと言えるでしょう。

このように期近の方が値段が高くなって、カーブが凹んでいる状態をバックワーデーションといいます。

  • ヒント

    期近の方が値段が高くなっている状態をバックワーデーションといい、これは「異常な」状態です。

異常なカーブ=バックワーデーション

バックワーデーションは何かの突発的な材料で期近のコントラクトの値段が跳ねてしまったときに起こる現象です。

例えば2010年は、猛暑のためロシアで山火事が頻発し小麦に品薄感が出ました。このような異常気象はバックワーデーションが起きる典型的なシナリオなのです。

穀物やエネルギーのコモディティーで平常のコンタンゴがどのような傾斜をしているかについて知識があれば、それがいずれノーマルな状態に戻ることを予期してトレード戦略を立案することが出来ます。

海外先物取引

海外先物取引にかかるリスク
海外先物取引の価格は対象となっている株価指数や商品等の価格の変動、または金利、通貨、経済指標、政治情勢の変化等、さまざまな要因により上下するため、これにより損失が生じるおそれがあります。とくに海外商品先物取引は、それぞれの商品(コモディティ)に特有なファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)の影響を受ける等のリスクがあります。また、海外先物取引は差し入れた委託証拠金を上回る金額の取引をおこなうことができるため、大きな損失が発生する可能性があります。その損失額は差し入れた委託証拠金を上回るおそれがあります。委託証拠金率が一定率を下回った場合、ロスカットルール(※)により全ポジションが強制決済されます。市場環境が急激に変動する場合には、ロスカット価格がロスカットルール適用時の価格から大きく乖離して約定することがあり、その結果、損失額が委託証拠金の額を上回る可能性があります。
委託証拠金等について
海外先物取引をおこなうには委託証拠金の差し入れが必要です。必要委託証拠金は各外国金融商品取引所または各外国商品取引所が発表するイニシャル証拠金(発注時証拠金)、メンテナンス証拠金(維持証拠金)およびSPAN(シカゴマーカンタイル取引所が開発した証拠金計算方法)をもとに当社が定めます。
※海外先物取引について、必要な証拠金に対する取引金額の比率は、銘柄によって異なるため記載することができません。以下のウェブページをご覧ください。
海外先物取引にかかる費用
円建てのEquity Index(株価指数)の取引手数料は400円(税込432円)/1枚、ミニ先物(SGX)は200円(税込216円)/1枚、ミニ先物(CME)は300円(税込324円)/1枚がかかります。米ドル建てのEquity Index(株価指数)の取引手数料は4.5米ドル(税込4.86米ドル)/1枚がかかります。Energy(エネルギー)、Metals(金属)、Agriculture(農産物)の取引手数料は6.0米ドル(税込6.48ドル)/1枚、ミニ先物は4.5米ドル(税込4.86米ドル)/1枚、マイクロ先物は2.5米ドル(税込2.7米ドル)/1枚がかかります。(米セント未満切捨)

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