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第4章 シンガポールの代表企業

本章のまとめ

  1. シンガポール・テレコムは低成長だが安定している

  2. ユナイテッド・オーバーシーズ銀行はリテール中心の堅実経営。収益力は中位。

  3. DBSグループは香港拠点の立て直し中。収益力は弱い

  4. オーバーシー・チャイニーズ銀行は法人取引主体の銀行。収益力は中位。

  5. ケッペルはオイルリグやインフラ関連の請負業

ご注意

新興国投資に際しては市場リスク、信用リスク、流動性リスク、為替リスク、政治リスク、情報リスクなど様々なリスクがあります。

シンガポール・テレコム

シンガポール・テレコムは携帯電話、固定電話、インターネットなどのサービスを提供する総合通信会社です。

同社はシンガポールで第1位の他、オーストラリア第2位のオプタスの100%、インド第1位の通信会社ブハルティ・エアテルの32.3%、タイ第1位のAISの21.3%、インドネシア第1位のテルコムセルの35%、フィリピン第2位のグローブの47.3%の株式をそれぞれ所有しています。

各地域のEBITDA(利払い、税金、償却前利益)に対する貢献度は次のパイチャートのようになっています。

シンガポール・テレコムのEBITDAへの貢献度(%、シンガポール・テレコム)

同社が株式を所有している電話会社が所在する国々における携帯電話普及率は次のグラフのようになっています。

携帯電話普及率(%、シンガポール・テレコム)

同社の売上高の推移は以下の通りです。

シンガポール・テレコムの売上高(百万シンガポール・ドル、シンガポール・テレコム)

一株当り利益の推移は次のグラフのようになっています。

シンガポール・テレコムの一株当り利益(セント、シンガポール・テレコム)

株主資本利益率の推移は次のグラフのようになっています。

シンガポール・テレコムの株主資本利益率(%、シンガポール・テレコム)

同社の最大株主はテマセックで同社の発行済み株式数の54.4%を所有しています。

まとめればシンガポール・テレコムの業績は比較的低成長だが安定しているという典型的な公共株の性格を示していると言えます。

  • ヒント

    シンガポール・テレコムの業績は低成長だが安定しているという典型的な公共株の性格を示している。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行は1935年に創業された銀行です。

同行はシンガポール国内のリテール・バンキング・ビジネスを重視し、小口預金という安定的な貸付原資に基づく堅実な銀行業を基本戦略としています。

貸付の利ザヤに加えて、最近は顧客に対し同行のいろいろなサービスを案内することでフィー収入の拡大を目指しています。

今後はアジア全域で企業向け貸付と裕福層向け高付加価値サービスに注力してゆく予定です。

下は同行の営業収入の推移です。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行の偉業収入(百万シンガポール・ドル、但し2011年以降は9月まで、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行)

下は同行の一株当り利益の推移です。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行の一株当り利益(シンガポール・ドル、但し2011年以降は9月まで、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行)

下は同行の株主資本利益率です。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行の株主資本利益率(%、但し2011年以降は9月まで、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行)

下は同行の総資産利益率です。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行の純資産利益率(%、但し2011年以降は9月まで、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行)

同行の中核的自己資本比率(ティア・ワン・キャピタル・レシオ)は14.0%でバランスシートは強固です。

  • ヒント

    ユナイテッド・オーバーシーズ銀行はリテール中心の堅実な経営。収益力はシンガポールの銀行では中位。

DBSグループ

DBSグループは1968年に創業されたシンガポールを本社とする商業銀行です。

同行はリテール銀行業務、中小企業向け銀行業務、投資銀行業務などをシンガポール(総資産の64%)、香港(同19%)、中国(同8%)などで展開しています。

シンガポール国内では小口預金で首位の他、自動車ローン、クレジット・カードなどに強いです。

また同行の投資銀行部門はシンガポール国内の株式引受け業務で常に上位につけています。

香港の拠点の業績は貸付利ザヤの縮小と資本市場関連業務における減収で苦戦しています。

下は同行の最近の営業収入の推移です。

DBSグループの営業収入(百万シンガポール・ドル、DBS)

同行の一株当り利益は下のグラフのようになっています。

DBSグループの一株当り利益(シンガポール・ドル、DBS)

次は株主資本利益率のグラフです。

DBSグループの株主資本利益率(%、DBS)

次は銀行経営の尺度として使われることの多い総資産利益率のグラフです。

DBSグループの純資産利益率(%、DBS)

延滞ローン比率は第3四半期の時点で1.3%と去年同期の2.1%より改善しています。中核的資本(ティア・ワン・キャピタル)比率は15.1%です。

  • ヒント

    DBSグループは香港の立て直し中。収益力は弱い。

オーバーシー・チャイニーズ銀行

オーバーシー・チャイニーズ銀行は略してOCBCバンクとも呼ばれ、1932年に3つの銀行が合併して出来た銀行です。

シンガポール(税引前利益の58%)の他、マレーシア(同25%)、その他のアジア地域に事業展開しています。

また業務部門では法人、リテール、保険部門などを持っています。

オーバーシー・チャイニーズ銀行の部門別税引前利益貢献度(%、オーバーシー・チャイニーズ銀行)

融資の内訳は住宅ローン(24%)、建設業(15%)、商業(15%)、金融サービス(12%)、などが中心です。

同行の営業収入は下のグラフのように推移しています。

オーバーシー・チャイニーズ銀行の営業収入(百万シンガポール・ドル、オーバーシー・チャイニーズ銀行)

次は同行の一株当り利益です。

オーバーシー・チャイニーズ銀行の一株当り利益(セント、オーバーシー・チャイニーズ銀行)

2011年の第3四半期の利益はトレーディング益の減少が原因で伸び悩みました。第3四半期の貸付利ザヤは1.85%で比較的安定しています。

次は同行の株主資本利益率のグラフです。

オーバーシー・チャイニーズ銀行の株主資本利益率(%、オーバーシー・チャイニーズ銀行)

同行の総資産利益率のグラフを示しておきます。

オーバーシー・チャイニーズ銀行の純資産利益率(%、オーバーシー・チャイニーズ銀行)

延滞ローン比率は2010年末の時点で0.9%、2011年第3四半期の時点で0.7%でした。なおこれらの数字は過去10年間で最低です。

  • ヒント

    オーバーシー・チャイニーズ銀行は法人取引主体の銀行。収益力は中位。

ケッペル

ケッペルはオフショアのオイルリグや原油貯蔵船、インフラストラクチャ、エンジニアリング、不動産などに事業展開しています。

同社の最近の売上高は次のグラフのようになっています。

ケッペルの売上高(百万シンガポール・ドル、ケッペル)

同社のビジネスは請負業が主ですので同社株は新規受注と受注残を手掛かりに取引される場合が多いです。

ケッペルのオフショア・海洋部門の新規受注と受注残(10億シンガポール・ドル、但し2011年は11月まで、ケッペル)

最近はアフリカやラテンアメリカからの引き合いが多いので新規受注は好調です。

次に同社の一株当り利益の推移をみると下のグラフのようになっています。

ケッペルの一株当り利益(セント、完全希釈ベース、ケッペル)

株主資本利益率は次のグラフのように推移しています。

ケッペルの株主資本利益率(%、ケッペル)

  • ヒント

    ケッペルは請負業なので株価は受注残を手掛かりに取引される。その受注残はアフリカ、ラテンアメリカからの引き合いで上向いている。

海外株式・ETFのリスクと費用について

外国株式等の取引にかかるリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は、連動を目指す株価指数等の変動等により損失が生じるおそれがあります。
米国株式等の取引にかかる費用
米国株式等の委託手数料は、25米ドル(税込27米ドル)/1回(1,000株まで)がかかります。1回の取引が1,000株超の場合は1株ごとに2.0米セント(税込2.16米セント)追加されます。売却時は通常の手数料に加え、SEC Fee(米国現地証券取引所手数料)が約定代金1米ドルあたり0.0000218米ドル(米セント未満切り上げ)。
中国株式等の取引にかかる費用
中国株式等の委託手数料は、約定代金の0.5%(税込0.54%)/1回がかかります(ただし、最低手数料500円(税込540円)/1回、手数料上限5,000円(税込5,400円)/1回)。カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎによる委託手数料は、通常の手数料に2,000円(税込2,160円)追加されます。
アセアン株式等の取引にかかる費用
アセアン株式等の委託手数料は約定代金の1.0%(税込1.08%)/1回がかかります(ただし、最低手数料500円(税込540円)/1回)。カスタマーサービスセンターのオペレーター取次ぎによる委託手数料は、通常の手数料に2,000円(税込2,160円)追加されます。

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