債券とは
債券とは、国や政府・地方公共団体、企業などが、資金を投資家などから借り入れるために発行する有価証券の一種です。債券の発行ごとに利率や利払日、償還日などの条件が決められており、購入した投資家は条件通りに利金を受け取ったり、元本を返済されたりします。購入希望の個人投資家は、販売条件などをみて証券会社等を通じて購入します。
- ※弊社で、外国債券を実際に購入しても、証書がお手元に届くわけではありません。弊社口座にて保護預かりをいたします。また、利金等も弊社口座にて受取りいただきます。
外国債券とは
外国債券というと、払込みや利金、償還金すべてが外貨の外貨建て債券のイメージが多いようです。実際には、国内において外貨建てで発行される債券や、海外において円建てで発行される債券も外国債券です。
外国債券投資の魅力
1)一般的に日本の債券より高金利を享受できる
他の国の金利を日本と比べてみると、海外は、日本より高い金利の国がたくさんあります。外国債券を購入することで、好利回りの債券を購入することができます。
参考:10年債の利回り比較(2016年8月5日現在)

出所:ブルームバーグ
2)為替差益を得る可能性がある(元本の払込みや償還金の受取りが外貨である場合)

償還時、円から外貨への交換レートが購入時に比べて円安だと為替差益が発生します。逆だと為替差損が発生します。
- ※為替差益における税金や為替スプレッドについては考慮しておりません。
外国債券投資の注意点
- 1)価格変動リスク
- 債券は償還まで保有すれば原則、元本が戻ってきますが、償還前に途中売却した場合、そのときの時価で転売することになります。債券の価格は日々変化するため、売却したときの債券価格が当初の購入金額を下回っていれば、その分が損失となります(上回っていれば利益となります)。
- ※外貨建て債券の場合で日本円に交換する場合は、為替レートの影響も受けます。4)為替リスクをご確認ください。
- 2)信用リスク
- 債券は元本の返済とあらかじめ決められた条件での利払いを約束して発行されるので、債券の発行体が元利金の支払いをきちんと履行できるかどうか、信用力が重要になってきます。 信用力を判断する材料として格付けがあります。 格付け機関が個別の発行体や債券の信用力を評価しています。
- 3)カントリーリスク
- 外国債券では、発行体が所属している国に特有のリスクがあることにも注意しておきましょう。たとえば政治や経済が不安定な国々では、クーデターの発生や急激な政治・経済情勢の変化によって、債券の価格が大きく変動したり、元利金の支払いに影響が及んだりすることも考えられます。こうした国の信用リスクのことをカントリーリスクといいます。 取扱っている外国債券の国は、どういう国なのかを商品概要でご確認ください。
- 4)為替リスク
- 外貨建て外債の場合は為替リスクが発生し、収益に大きな影響を与える場合があります。
外国債券の販売条件のチェック
楽天証券で販売した「国際金融公社 トルコ・リラ建て利付債券 利率 年13.1%」の販売条件の主な項目をチェックしてみましょう。
- 発行体とは債券を発行する団体のことです。外国債券の場合、外国の政府や法人、国際機関が発行体となります。
- 債券を発行する発行体は第三者機関によって「格付け」がなされ、 元利金支払いの確実性を判断する材料になります。
- 外国債券は円以外の通貨で発行されることが一般的で、債券の銘柄によって通貨が異なります。
- 額面金額に対して毎年受け取れる利子の割合を利率(クーポン)といいます。額面金額100万円でクーポンが1%であれば、毎年1万円の利子を受け取ることができます(税金などは考慮せず)
- 債券が償還される日、いわゆる満期日です。
- この債券を楽天証券で販売する期間です。人気の債券は売り切れることもあります。
- この債券を購入できる単位です。
- ※上記の他、「外国債券に関する説明書」「販売説明書」などを確認する必要があります。
外貨決済サービス 
ユーロ円債ってなに? 
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外国債券のリスクと費用について
- 外国債券の取引にかかるリスク
- 債券は、債券の価格が市場の金利水準の変化に対応して変動するため、償還前に換金すると損失が生じるおそれがあります。また、債券を発行する組織(発行体)が債務返済不能状態に陥った場合、元本や利子の支払いが滞ったり、不能となったりすることがあります。外国債券(外貨建て債券)は為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じたり、債券を発行する組織(発行体)が所属する国や地域、取引がおこなわれる通貨を発行している国や地域の政治・経済・社会情勢に大きな影響を受けたりするおそれがあります。
- 外国債券の取引にかかる費用
- 外国債券を購入する場合は、購入対価のみお支払いいただきます(委託手数料はかかりません)。また、売買における売付け適用為替レートと買付け適用為替レートの差(スプレッド)は債券の起債通貨によって異なります。