楽天証券からのお知らせ 2015年8月9日
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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第46回:高金利通貨への投資をどう考えるか

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を、お届けしてまいります。
 

高金利通貨への投資をどう考えるか

引き続き高金利通貨への投資が個人投資家の皆さんに人気です。豪ドルやニュージーランドドル等は昔から先進国の高金利通貨としてなじみが深く、また新興国の高金利通貨としては南アフリカランドやブラジルレアル、トルコリラ等がよく知られるようになりました。そして、いわゆる通貨選択型の投資信託が登場してから、こうした通貨の認知度はますます高まっています。

人気が衰えない高金利通貨ですが、米国の量的金融緩和の終了や今後の利上げ見通しの議論が活発になった最近2年くらいは、新興国に流れ込んでいた資金が引き上げられるのではないかという懸念から、新興国通貨が弱含む場面もままありました。

以下は過去3年半のブラジルレアル・円レートの推移です。

 

期間:2011/12/30〜2015/6/30(日次データ)
出所:Bloomberg

上下に大きく動いているとともに、このグラフの始点と終点の比較では若干の円高となっています。

同じ期間、米ドル・円レートの推移がこちらです。

 

期間:2011/12/30〜2015/6/30(日次データ)
出所:Bloomberg

大きく円安・米ドル高が進んでいます。

相場の動きはすべて結果論ではありますが、少なくともこの期間については、ブラジルレアルよりも、米ドルの方が対円で順調に上昇して来ました。

それでは、高金利通貨への投資は無駄だったのでしょうか?

ここで忘れてはいけないのが、人気の理由でもある「高金利」です。最初に見ていただいたグラフは純粋に為替レートのみの推移なのですが、実際にブラジルレアルを保有する場合は、それに高い金利が付きます。その分も考慮して指数化したものが、以下のグラフ中、黄色の線です。

 

白線:ブラジルレアル・円レート
黄線:バークレイズ・レアル・円・フォワード・ロール・ストラテジー2・エクセス・リターン
期間:2011/12/30〜2015/6/30(日次データ)、両データとも2011/12/30を100として指数化
出所:Bloomberg

金利分も入れると大きなリターンを得られているのが分かります。

合わせて他の人気通貨に関しても見てみましょう。以下のグラフもすべて黄色の線が金利込みで指数化したものです。まずはトルコリラ・円。

 

白線:トルコリラ・円レート
黄線:バークレイズ・トルコリラ・円・フォワード・ロール・ストラテジー・エクセス・リターン
期間:2011/12/30〜2015/6/30(日次データ)、両データとも2011/12/30を100として指数化
出所:Bloomberg

こちらは金利も含めると、ぶれはありながらも3年半の間にかなりの上昇となっています。

そして、昔から人気の豪ドルです。

 

白線:豪ドル・円レート
黄線:バークレイズ・豪ドル・円・フォワード・ロール・ストラテジー・エクセス・リターン
期間:2011/12/30〜2015/6/30(日次データ)、両データとも2011/12/30を100として指数化
出所:Bloomberg

この間、豪州では利下げが続き、豪ドルはかつてほどの高金利ではないため、金利分も含めた黄色の線は白い線より大きくは上回ってはいないのですが、それでも金利込み指数は着実な上昇を遂げています。

実を言うと、ただの交換レートともいえる為替には、株式や債券等のように「リスクを取って資金を出した見返りに中長期的にはリターンが期待できる(つまり円安になる)仕組み」があるとはいえません。しかしながら、成長国の為替に関しては中長期的には上昇が期待できるという指摘もあります。端的な例が高度成長期の日本です。米ドルを基準に考えると、1960年代は1米ドルで360円と交換できたのに、日本の成長とともに円は大きく上昇、1980年代には120円台と、ほぼ3倍になりました。

やはりこの種の投資にも、このコラムでいつも申し上げていることが重要です。これら高金利通貨は、時に値動きも大きいものなので、ある程度短期的に取引するならば、漫然と持つのでなく、自分なりの利食いや損切りのルールを明確にして冷徹に実行することが重要です。逆に、高成長国であること、そして高金利通貨であることに期待して長期投資をすると決めたならば、金利によるリターンの下支え効果を味方にしながらじっくり持つことです。

ただし、いずれの場合においても(特に長期に持つ場合は)、集中投資しすぎないことが肝要です。ここまで見ていただいたように、高金利通貨同士でも結構動きが違うので、それらの中で複数通貨を選べば分散投資効果は期待できると思われます。

そして最後に、そもそも高金利通貨投資に偏ることなく、様々な資産や投資対象にグローバル分散投資することは、いつものようにお勧めさせていただきます。

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