楽天証券からのお知らせ 2014年11月9日
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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第37回:年に1回、これができるだけでも簡単に儲かるかもしれないのだが・・

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を、お届けしてまいります。

このコラムが配信されるころは落ち着いているといいのですが、10月は世界中で金融市場が大きく荒れました。資産の種類にもよりますが、多くは2011年の夏以来の大幅な下落となりました。2011年の7月から8月にかけては、欧州発の信用不安がくすぶるなか、大手格付機関が米国債に対する格付を引き下げ、市場が大きく動揺した時期です。

そこで、こんなことを考えた方はいませんか?
「下げるときはあまりにも激しい。それさえ避けられれば・・・。高値警戒感があるときには売っておいて、落ち着いた時に買い戻せばラクに儲かるのではないだろうか」

ここで、単純な条件設定のもとでの仮想的な投資リターン(投資収益率)を見てみましょう。

年に1回、最悪リターンを避けるだけで・・

1999年末〜2013年末。1999年末を100として指数化
Bloombergのデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成

まず青色の線は、1999年末を100としてスタートした、2013年末までの14年間の東証株価指数(配当込)の推移です。2011年終盤からアベノミクス相場で急回復しましたが、長期低迷の後遺症で、2013年末でも100より下のままです。

次に緑色の線です。これは毎年、その年の最悪のリターンの日(前日比でもっとも下落率が高かった日)を回避して、その日は単にリターンゼロだったとした場合の推移です。つまり、「もしも最悪の日の前日の引け値で株式を売って、最悪の日の下落を回避し、その最悪の日の引け値で買い戻すということが、年に1回だけ可能だったらどうなっていたか」です。

毎年たった1回、最悪の日のリターンを回避するだけで、長期低迷だったはずの日本株投資は2倍以上の長期リターンとなっています。何しろ1回しか回避できていないので、その間のITバブル崩壊やリーマンショック等の暴落が連日続く時期では大きなマイナスとなっているものの、14年間ではこれだけの違いになります。

「うまく狙って正確に最悪の日だけ避けるなんて無理だけれども、ある程度不安定だと思ったら株式を売ってやりすごせば結構うまくいくのでは?」と思った方、大変いい発想です。しかし、高いリターンは往々にして高値警戒感がある中の上昇継続時や、相場下落直後、市場参加者が疑心暗鬼になっている最中のリバウンド(反発)時に起こります。したがって、相場見通しが不透明だからと避難してしまうと、当然に上昇する機会も逸するのです。

そこで逆のケースのグラフを見てみましょう。年に1回だけ、最良の日を逃してしまったらどうなるかです。

年に1回、最良のリターンを逃がすと・・

1999年末〜2013年末。1999年末を100として指数化
Bloombergのデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成

赤い線がそれです。長期低迷とはいえ、ずっと保有していれば元本近くに戻っていたはずのものが、リターンが高かった日を年に1回取り逃がしただけで、当初の半分以下になってしまっています。もし警戒感が何となく高まっているからと、漫然と資金退避させると、高いリターンも逃がして、このようなことにもなり得るわけです。

そこで結局、このコラムで何度も繰り返していることに帰結します。
投資の成功のためには中途半端が一番良くない、以下の対照的な2つの方法のどちらか。すなわち、

  自分の取引手法を確立し、投資するタイミング、その後の利食いや損切りの方針等を決めた上で厳格に実行する

もしくは、

  長期的には収益が得られると自分が信じられるものを選び、投資したならば徹底的に持ち続ける

対照的な2つの手法ですが、これらに共通するのは事前に相場の上下を予想して当て続けることが主眼ではないことです。

前者では、相場予想をもとにポジションを取るような手法もあり得ます。しかしその場合でも重要なのは、予想は外れ得るものであることを理解して、うまくいかなかった場合の撤退ルールを明確化すること、そしてうまくいった場合、少しの利益で利食いせず、どう利益を伸ばすかの方針も明確にすることです。

後者では、リターンの良し悪しを事前に予測することはせずに持ち続けます。その場合重要なのは、投資対象が、時に大きな下落があったとしても、長期的には上昇し続けると信じられるものであることです。また、投資対象を絞ってしまうと、これまでの日本株のように長期低迷もあり得るので、分散することも重要です。これが誰でもできる、成功への道と考えています。

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