楽天証券からのお知らせ 2014年10月12日
本メールは「投資信託ニュース」を配信希望のお客様へお届けしております。 > 配信停止はこちら

楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第36回:「儲ける秘訣」はあるか?

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を、お届けしてまいります。

最近、リーマンショック後の高値を更新し続ける各国株式市場への「高所恐怖症」もあってか、「株価はいつ、どこまで行くか?」といった議論が盛んです。

このコラムでは、投資の成功のためにはハンパが一番良くない、以下の対照的な2つの方法のどちらかだ、ということを再三申し上げています。すなわち、

  自分の取引手法を確立し、投資するタイミング、その後の利食いや損切りの方針等を決めた上で厳格に実行する

もしくは、

  長期的には収益が得られると自分が信じられるものを選び、投資したならば徹底的に持ち続ける

これら両極のどちらかが、今回タイトルにした「儲ける秘訣」と考えています。そして一つ目の方法は誰にでもできるとは限らないが、二つ目の方法は誰でもできるものである、と私は信じて疑わないわけですが、もうちょっと具体的に見てみましょう。

下図は、先進国株式に分散した代表的株価指数、MSCIワールドの推移(ドルベース)です。

後から見ると簡単に見えるのに… 上昇トレンドから下に抜けたら売り 下落トレンドから上に抜けたら買い

MSCIワールド(含む源泉徴収後配当)、ドルベース。1994年末〜2014年8月末
出所:Bloombergのデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成

こうやって後から見ると、あくせく頻繁に売買しなくても、限られた回数の取引だけで、いとも簡単に儲けることができるように思えるから不思議です。図中に書き込んだように、一定の幅をもたせた長期上昇トレンドを引き、株価がそれを下に抜けたらば売る。それで2000年代初頭のITバブル崩壊からまぬがれ、まだ記憶に新しい2008年のリーマンショックも問題なく避けられそうです。そして、それぞれ大幅下落の後は、下落トレンドから上に抜けたら買い直すことによって大きくリバウンド(反発局面)による収益を取れます。

しかし現実はどうでしょうか?
こうやって引いたトレンド線は、後から全体を見ながら引いているからいとも簡単に引けるのです。株価は日々上下しています。その時点で、株価がトレンドを下に突き抜けたように見えて売り逃げても、結局反転してどんどん高くなることもよくあります。買いに関しても、トレンドを上に抜けて買い出動したら反落なんていうのは日常茶飯事です。そうした際にはどこで撤退するかを明確にしておかないと、ズルズルと大きく損をしてしまうことも多いのです。そうした気まぐれな株価の変動(いわゆる「ダマシ(騙し)」)による損失の積み重ねをいかに軽微にとどめるか、そしてうまくトレンドに乗っかることができた際の利益をいかに大きくするか。それが冒頭に述べた二つの手法のうち一つ目のものです。

ここまでの説明は、チャートを見てのものですが、そもそも、金融や投資のことを勉強すると、リーマンショックのようなものを事前に予想して逃げることができるかを考えてみましょう。

これは「リーマンショック」という呼称を見ただけで明らかですね。無理です。その名が示す通り、これは金融・投資のプロ集団だったリーマン・ブラザーズが破綻し、その影響が世界中に波及した事象です。勉強したプロなら見抜けるのなら、そもそもリーマン・ブラザーズは破綻の危機に陥りません。また、リーマン・ブラザーズだけが愚かだったのだとしたら、他の金融機関は事前に危機を察知して何の問題もなく対処しているはずですが、現実には世界の名だたる金融機関が軒並み大混乱に陥りました。

これは、暴落後の底値の見極めに関しても同様と言えます。後から見ればそれら底値は絶好の買い場だったわけですが、それぞれの時点では、世界が悲嘆にくれており、どこが底なのか分かりません。また、暴落後にリバウンドが始まっても、世界経済はまだ痛んでいる状態なので、本当にリバウンドが続くのかの自信は持てないものです。

ここで冒頭の問題に戻ります:株価はいつ、どこまで行くか?答えは「分からない」というのが潔いのです。

株価の当面の行先が「分からない」のであれば、長期的には収益を得られる構造が備わっていると自分が信じられる投資対象を厳選し、高くても安くても積立投資し続ける。これが誰でも実践が可能な、「儲ける秘訣」である、私はそう信じています。

楽天投信のおすすめファンド

楽天みらいファンド 追加型投信/内外/資産複合 楽天投信投資顧問株式会社 色川徹 長い旅の案内人としてお客様と一緒に歩む

 楽天投信投資顧問を詳しく知りたい方はこちらから

 投資との付き合い方や用語解説「ちょっととがった長期投資講座」

 人気ファンドの基準価額を当日中に確認したい方

 「楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型」

 「楽天みらいファンド」

今日の話になるほどと思った方へ:色川が直接お話しします

 2013年5月30日開催セミナー動画配信
『初心者大歓迎!投資のイロハを教えます「楽々投資術!」』

 2013年7月18日開催セミナー動画配信
『誰も教えてくれなかった投資の話−「リスクを取る」とは?』

 2013年8月29日開催セミナー動画配信
『誰も教えてくれなかった投資の話 第2弾—「分散投資」とは—』

 2013年9月26日開催セミナー動画配信
『レバレッジ型ブル・ベアファンドの利点と留意点』

 2013年11月7日開催セミナー動画配信
『楽天みらいファンドの魅力 - 誰にでも長期的に高い収益を目指せるポートフォリオの追及』

 2014年6月20日開催セミナー動画配信
長期投資成功を目指すカギを考える -楽天みらいファンドと楽天ボルティの活用法

リスクおよび手数料等の説明

投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、申込手数料等の費用が異なり、多岐にわたりますので、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。

投資信託の取引にかかるリスク

 主な投資対象が国内株式
組み入れた株式の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

 主な投資対象が円建て公社債
金利の変動等による組み入れ債券の値動きにより基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

 主な投資対象が株式・一般債にわたっており、かつ、円建て・外貨建ての両方にわたっているもの
組み入れた株式や債券の値動き、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

投資信託の取引にかかる費用

各商品は、銘柄ごとに設定された購入又は換金手数料(最大税込4.32%)および運営管理費用(信託報酬等)の諸経費をご負担いただく場合があります。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

 ご購入時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「お申込手数料」:ファンドによって異なります。

 保有期間中に間接的にご負担いただく主な費用
「信託報酬」:ファンドによって異なります。

 ご換金時にお客様に直接ご負担いただく主な費用
「信託財産留保額」「換金手数料」:ファンドによって異なります。

買付・換金手数料、信託報酬、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。

各商品のお取引にあたっては、当該商品の目論見書、契約締結前交付書面等をよくお読みになり、内容について十分にご理解いただくよう、お願いいたします。

免責事項

本メールマガジンに掲載している内容はお客様への情報提供を目的としたものであり、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を積極的に推奨または勧誘するものではありません。最終的な投資決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、掲載している内容は予告なしに変更または廃止される場合がございます。必ず楽天証券のホームページなどで最新の情報をご確認のうえ、各サービスをご利用くださいますよう、お願いいたします。
また、法人口座でお取引なさっているお客様におかれましては、本メールに記載している金融商品やキャンペーンが対象外となる場合がございます。対象となる金融商品やキャンペーンについての情報は、楽天証券ホームページの各金融商品の説明ページやキャンペーン詳細画面に記載がございます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

サービス停止のお知らせ

弊社のサービス停止をともなう計画メンテナンスについて、現在の実施予定をご案内いたします。お客様にはたいへんご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解くださいますよう、お願いいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。

商号等:楽天証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号、商品先物取引業者
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会

楽天証券ホームページ

東京都品川区東品川4-12-3 品川シーサイド楽天タワー
カスタマーサービスセンター(平日8時-18時)
お手続き専用ダイヤル
0120-885-687(通話料無料)
携帯・PHS・050で始まるIP電話からは03-6739-3322(通話料有料)
各種商品に関するお問い合わせダイヤル
0120-41-1004(通話料無料)
携帯・PHS・050で始まるIP電話からは03-6739-3333(通話料有料)

Copyright © 2014 Rakuten Securities, Inc. All rights reserved.