楽天証券からのお知らせ 2014年5月25日
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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第26回:「予想」ではなく「仕組み」に投資することの意味

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を2週間に1回、お届けしてまいります。

こんにちは。

今回は、ちょっとした性格診断からです。想定質問を2つします。ふざけているような極端な質問ですが、実はリスクを考えるうえで極めて重要な投資理論的背景があるものです。

1. 「このコラムを読んでいただいたお礼として、500円相当の楽天スーパーポイントプレゼント」の企画があったとします。リンクにしたがって所定のウェブサイトにアクセスすると、2つの選択肢が提示されていました。
(1) 確実に500円分のポイントがもらえる。
(2) コイン投げ動画をクリック。表と裏、出る確率はそれぞれ2分の1。表がでたら1000円分のポイント、裏が出たら何もなし。

(1)と(2)、あなたはどちらを選びますか?決めてから以下に進んでください。

次にもう一つ。ありえない話ですが、本気で場面を想像して選んでください。

2. 道で困っている人を助けたら、変り者の超大金持ちでした。とても感謝してくれて、なんとお礼に1億円くれるといっています。何しろ変り者なので、以下の選択肢が示されました。
(1) 確実に1億円くれる。
(2) コイン投げをして表がでたら2億円くれる。しかし裏が出たら何もなし。

お気づきでしょうか?1と2の設問は、リスクはまったく同じです。それぞれ、選択肢(1)は確実。そして選択肢(2)は(1)に比べて、倍になるかもしれないがゼロになるかもしれないという関係です。違いは、金額の大きさが極端に違うことです。

お客様向けセミナー等の場で時々この話をしてお客様に挙手してもらうのですが、たいていの場合、設問1では過半の方が(2)(リスクを取る)、設問2では逆にほとんどの方が(1)(リスクを取らない)を選びます。これをお読みの多くの方もそうだったのではないでしょうか。

リスク面はまったく同じ設定なのに、金額が違うと全く逆の結果となるわけです。つまり、人は、金額が大きくなるほどリスクを取りづらくなるのです。

どうでもいい金額ならば(2)のようないわば一か八かで倍かゼロかの勝負をしてみるのも一興です。しかし、その人にとって意味のある金額ならば、リスクを取るよりも、確実にもらった方がいいという感情になるのです。

これは極端な例でしたが、実際の投資でも同様です。自分にとって重要な金額かどうかで、耐えられるリスクの度合いは変わります。

ここでもうひとつ重要な考察があります。設問2で、選択肢(1)の「確実に1億円」と、(2)の「半々の可能性でゼロか2億円」というのは、両方とも数学的な「期待値」は同じ1億円なのです。

選択肢(2)の場合、ゼロと2億円が可能性半々ということで、平均すると1億円。こんな大金に対して、思い切ってリスクをとったのに、平均的には、リスクを取らなくとも確実にもらえる1億円と同じものだから、(2)を選ぶ人は少ないのです

リスクを取った見返りがあるのならば、話は違ってきます。例えば、可能性半々で、8千万円になるかもしれないが1億6千万円になるかもしれない(可能性の平均、「期待値」は1億2千万円)となれば、こちらを選ぶ人も出てきます。

整理すると、
金額が大きいほどリスクは取りづらくなる
リスクを取るならばリスクを取った見返りに、平均的には高いリターンを得たい
ということです。

これが、このコラムで頻繁に申し上げている、上がるか下がるかの「予想」で投資するよりも、長期的には収益を得られると考えられる「仕組み」に投資しよう、ということの背景です。長期投資するにあたって、リスクを取るならば、リスクを取った見返りに、平均的には高いリターンを得たい、というのは、上か下かの「予想」ではなく、ブレながらも長期的には上昇する「仕組み」に投資したい、ということに他なりません。

今回はこのへんで。またお会いしましょう。

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リスクおよび手数料等の説明

投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、申込手数料等の費用が異なり、多岐にわたりますので、詳細につきましては、それぞれの投資信託の「目論見書」「目論見書補完書面」を必ずご覧ください。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

各商品は、銘柄ごとに設定された購入又は換金手数料(最大4.32%)および運営管理費用(信託報酬率等)の諸経費をご負担いただく場合があります。

投資信託の取引にかかるリスク

投資信託に組み入れられた株式または債券(投資信託に種類によって異なる)等の価格の変動等により基準価額が上下するため、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。また、投資信託に組み入れられた資産が外貨建ての場合、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

投資信託の取引にかかる費用

申込時に直接ご負担いただく主な費用:お申込手数料(投資信託によって異なります)
換金時に直接ご負担いただく主な費用:信託財産留保額(投資信託によって異なります)
投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬(投資信託によって異なります)

買付・換金手数料、信託報酬等、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。

商品等にご投資いただく際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みいただき、ご自身でご判断ください。

最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
なお、取扱商品のご投資にかかる手数料およびリスクについてはこちらをご確認ください。

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