楽天証券からのお知らせ 2014年5月11日
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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第25回:ボラティリティ関連投資の活用例

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を2週間に1回、お届けしてまいります。

前々回・前回にわたり、株式等一般的なリスク性資産と組み合わせて理想的な長期分散投資ポートフォリオを形成するのに適した資産の要件を考え、そして例として商品やボラティリティがその要件を満たすか議論をしました。

いま一度、理想的な条件を述べると:
1. その資産自体、長期的には収益が期待できる仕組みを持っていること。
2. その資産の価格が、株式等のリスク性資産の価格と、短期・中期的に互いに関係なく(できれば互いに対して逆方向に)動くこと。

ボラティリティの代表、VIX(米国の代表的株価指数、S&P500指数のボラティリティ予測を指数化したもの)およびその先物は、上記の条件のうち2を十分に満たします。しかし、条件1の長期的収益に関しては、VIXに連動する資産の持ち切りは、長期的な投資対象として役に立ちません

これら2つの条件を単純な持ち切りで満たせる資産は皆無と言っても過言ではありません。そのため、ボラティリティが条件の片方だけでも満たすならば、もう片方は運用でカバーすることによりうまく活用できないか、という発想ができます。

ここで、S&P500指数をはじめとする指数の開発・算出の老舗、スタンダード・アンド・プアーズ社が日々公表している「S&P500ダイナミックVIX先物指数」(以下「ダイナミックVIX」)を見てみましょう。これは、ボラティリティの期間構造(期日が異なる複数のVIX先物や関連指数の価格差異状況)の変化に応じて一定のルールで関連指数の売り持ちや買い持ち、配分等を切り替える指数です。

 

株式:S&P500指数
ダイナミックVIX:S&P500ダイナミックVIX先物指数(トータル・リターン)
VIX先物:S&P500 VIX短期先物指数(トータル・リターン)
2005/12/20〜2014/3/31。いずれも米ドルベース、2005/12/20を100として指数化
Bloomberg.のデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成

VIX先物は長期的に大きく毀損してしまっています。一方ダイナミックVIXは、リーマンショック等の非常時に大きく上昇することを確保しつつ、平常時もVIX先物の単純な持ち切りほどは毀損していません。

これをポートフォリオ全体の中での守りの資産として一部活用するとどうなるか。例として、S&P500指数を8割、ダイナミックVIXを2割、それぞれ組み合わせた場合を見てみましょう。

 

株式:S&P500指数
ダイナミックVIX:S&P500ダイナミックVIX先物指数(トータル・リターン)
株式80%とダイナミックVIX20%を組み合わせた指数は、それぞれの配分を日次でリバランス
2005/12/20〜2014/3/31。いずれも米ドルベース、2005/12/20を100として指数化
Bloomberg.のデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成

ダイナミックVIXを一部に組み入れることにより、リーマンショックや欧州債務危機等の非常時にポートフォリオ全体での下落を株式のみのものに比して穏やかにし、長期的リターンを大幅に改善しています。直近はダイナミックVIXが低調なのですが、その比率は2割だけなので、ポートフォリオ全体としては堅調です。

ここで例示したものとは違うのですが(そしてもちろん、これよりもさらにいい投資内容と自負しているのですが)、ダイナミックVIXのような指数と同様の、相場異変時におけるヘッジ効果を確保しつつ、平常時の収益も高めることを目指しているのが「楽天ボラティリティ・ファンド(愛称 楽天ボルティ)毎月分配型/資産成長型」です。そして、それを活用しながら、株式やハイイールド債券等と合わせた一つの総合ポートフォリオとして具現化し、しかも投資家の皆さんにとって納得感のあるコストで長期投資の成功を目指すのが「楽天みらいファンド」です。

今回までの計3回、このコラムとしてはめずらしく、具体的な商品名もご紹介しました。
このコラムは皆さんと、誰でもラクに長期投資成功を目指すにはどうすべきかを考えることが何よりも大切であり、自社商品に頻繁に言及して宣伝が主目的と誤解されるのは本意ではないのですが、「話は分かったが、具体的にはどうしたらいいの?」と聞かれた場合、他にはなかなかないものなので、あえて言及しました。

今回はこのへんで。また次回お会いしましょう。

楽天投信のおすすめファンド

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投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、申込手数料等の費用が異なり、多岐にわたりますので、詳細につきましては、それぞれの投資信託の「目論見書」「目論見書補完書面」を必ずご覧ください。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

各商品は、銘柄ごとに設定された購入又は換金手数料(最大4.32%)および運営管理費用(信託報酬率等)の諸経費をご負担いただく場合があります。

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