楽天証券からのお知らせ 2014年3月16日

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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第21回:長期的なリターン(価値の積み上げ度合い)とリスク水準の具体例

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を2週間に1回、お届けしてまいります。

前回、長期投資におけるリターン、すなわち価値の積み上げの度合いは、その長期的な上昇角度の大きさで決まるということを申し上げました。

今回はその具体例を見てみたいと思いますが、とても残念なのが、日本国内の投資資産では、取ったリスクの度合いとそれに応じた長期的リターンのきれいな関係がなかなか出ない期間も多いことです。それでは海外の資産で見ればいいかというと、円建てで海外投資の成果を見た場合、そのリスクや損益の多くの部分が資産そのものの価格変動ではなく、為替レートの変動によるものになっているケースが多いのです。

以上の理由から、これからご紹介する例は、米国の資産を用いた米ドルベースでのものです。このコラムは何かと米ドルベースでの例が多く、円で暮らしている我々には一見参考にならないように思えるかもしれませんが、実際の投資にあたっては、為替ヘッジという手法により為替変動リスクを抑えた運用をしている投資信託等もいろいろありますので、まずは投資やリスクの考え方を知る、ということでお付き合いください。

さて、まずは低リスク資産の長期推移です。

バークレイズ米国総合インデックス(米国高格付債券の代表的な指数)

1986年8月末〜2014年1月末。ドルベース。始点を100として指数化。
Bloomberg.のデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成。

これは、「バークレイズ米国総合インデックス」といって、米国の国債および信用格付けの高い社債の総合的な値動きを表す、代表的な指数です。コラム第19回にも出しました。グラフは約27年半のデータですが、指数の値は約6倍になっています。

これに、債券としてはハイリスク・ハイリターンとされる「米国高利回り社債(米国ハイイールド債券)」の長期推移を重ねてみましょう。

米国債券におけるリスクとリターン例

高格付債券:バークレイズ米国総合インデックス
ハイイールド債券:バンクオブアメリカ・メリルリンチ米国ハイ・イールド・マスターII指数
1986年8月末〜2014年1月末。米ドルベース。始点を100として指数化。
Bloomberg.のデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成。

両者のグラフ推移を見れば一目瞭然ですが、「きれいな」リスク・リターン関係になっています。何を言いたいかというと、ハイイールド債券の方が、ブレが激しく、代わりに長期的な上昇が大きいということです。

一般的に債券は安全と言われることが多いのですが、米国ハイイールド債券は、特に2008〜2009年のリーマンショック前後はとても大きな上下をしています。これは債券を発行している企業の信用格付けが低いため、市場で異変があると債券の値段が下がったり、あるいは不景気になると実際に破綻し、元本や利金の返済が滞ったりすることがあるためです。しかしながら、そのリスクの対価として、利回りは高く設定されています。そしてその利回りは、様々な企業のハイイールド債券を分散して持つと、実際に破綻する企業が出て損失を被る分よりも長期的・平均的には高めに設定されていると言われています。実際、それぞれの指数の長期推移を見ると、高格付債券の上昇が約6倍なのに対し、ハイイールド債券は約10倍に成長しています。ハイイールド債券はリスクが高い代わりにその長期的な上昇角度は高格付債券を大きく上回っています。

これが前回お話ししたことの具体例です。おさらいに概念図をもう一回出します。

長期投資におけるリスクとリターンの関係 長期的収益(価格の積み上げ)小=上昇角度小 リスクが低い資産は長期的収益(上昇角度)も低い(ローリスク・ローリターン) 長期的収益(価格の積み上げ)大=上昇角度大 より高い長期的収益(上昇角度)を期待できるようにするためには、よりリスクを取らなければならない(ハイリスク・ハイリターン)

さて、自分が取れるリスクを考えて、それに応じて保有する投資資産(リスクに見合う長期的収益が見込める資産)及びその配分を決める(例えば、高格付債券を3割、ハイイールド債券を3割、株式を4割等)ことができれば、とても安心で有効な資産運用だと思いませんか?

残念ながら、国内の投資資産だけだとそれが難しいのが現状です。例えば今回例に出したハイイールド債券ですが、「信用格付けが低い代わりに利回りが高くて、債券市場で活発に売買されている社債」の種類や発行量等はやはり日本より米国の方が多岐に渡るのが現状です。だからグローバル投資をお勧めするわけです。

今回はここらへんで。また次回お会いしましょう。

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