楽天証券からのお知らせ 2013年12月15日

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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第15回:株式はなぜ長期的には収益が得られるとされているか

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を2週間に1回、お届けしてまいります。

前回、「予想」ではなく「仕組み」に長期投資してラクに長期収益を目指そう、というお話しをしました。

「株式投資は長期で」という説明がよくなされます。でも、どうして長期なら収益を得られるか考えたことはありますか?

一般に、経済は成長を目指すからでしょうか?それとも企業は利益を出すように頑張るから?それらも正解だとは思うのですが、それらと株価との関係がさほど直接的でないこともあります。例えば、長期低迷に悩んだ日本経済といえども、マイナス成長ばかりだったというわけでは決してなく、また2000年代半ばには企業業績が90年代初頭のバブル経済時の水準を凌駕したこともあったのに、日本株は20年以上の前の高値には遠く及ばない長期低迷を続けてきました。

となると、「株式投資は長期で」というのも、ちゃんと理由を理解してから投資しないと、長期で上がるという「予想」や「希望」に過ぎないものとなってしまい、後で下落したときにうろたえることになります。

ここで見ていただきたいグラフがあります。「ROE」(「Return On Equity」の略で、企業が株主から預かった資本に比して何%の利益を出したかの数字)です。以下に、日本株式、米国株式、そして先進国分散株式それぞれの代表的指数を構成する企業のROE(実績・平均)の長期推移をグラフにしてみました。

 

1995年1月〜2013年10月
Bloomberg.から得たデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成

いかがでしょう?米国株式の代表的指数、S&P500指数を構成する企業のROEは、90年代後半は15%〜20%で推移、途中ITバブル崩壊やリーマンショック等の景気後退時は大きく落ち込むものの、直近も15%近くまで回復しています。これらはその時々の米ドルの短期金利、つまりリスクを取らなくても得られる収益の水準に比して概ね10%〜15%高い水準です。

一方、TOPIX(東証株価指数)を構成する企業のROEは、90年代バブル崩壊の後半において大きく落ち込んだのは仕方ないとしても、2000年代半ば、企業業績が大きく回復した時も7%〜10%程度です。直近も景気回復により上向いていますが、米国企業やMSCIワールド指数を構成する先進各国の企業の平均にはまだ開きがあります。

これを念頭に、株価の長期推移グラフをご覧ください。

 

1995年1月〜2013年10月。1995年1月末を100として指数化
S&P500指数、MSCIワールド指数は米ドルベース、TOPIXは円ベース
Bloomberg.から得たデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成

米国株式(S&P500指数)や先進国分散株式(MSCIワールド指数)を見ると、たとえ2000年代初頭のITバブル崩壊や後半のリーマンショックの直前の高値で投資してしまい、その後大きく落ち込んでしまったとしても、持っていれば結局元の高値以上に上昇しており、長期投資が機能していることがわかります。

グローバル株式市場では、提供した資本に対して高いROEを求める株主と、それに応えるべく絶え間ない経営努力や資本政策を行う企業のコンビネーションが、短期的なブレはあっても長期的には高いROEを実現してきました。ROEの高い市場や銘柄に投資すれば、資本に比して高い効率で得られた企業収益は、株価上昇や株主への配当支払いといった形で、取ったリスクの対価として長期的に還元されてきたのです。

我が国でも、ROEを銘柄選定基準に盛り込んだ株価指数の開発やその指数の資金運用ベンチマークとしての採用等、新しい試みが議論されつつあります。市場全体として高ROEが実現していけば、日本株もいよいよ長期上昇軌道を奪還ということになるでしょうし、残念ながらその実現に時間がかかるようであれば、日本株に過度に依存しないグローバル分散投資はさらに重要性を増していくことになるのではないでしょうか。

長期的に高ROEが持続するような市場(参加する投資家が高ROEを求める環境にある市場、企業が高ROE経営を行いやすいようにサポートする制度等が整備されている市場)や、高ROEを目指しかつ実現し続けてきた企業に分散投資することが、「株式は長期的には上昇するという『予想』」ではなく「株式が長期的に高い収益をもたらす『仕組み』」に投資して、ラクに長期収益を獲得することの根本となる、そう考えています。

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