楽天証券からのお知らせ 2013年10月20日

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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第11回:「相場急騰前の底値で大量に投資できた人達がいる!」

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を2週間に1回、お届けしてまいります。

こんにちは。楽天投信投資顧問社長、色川徹です。

5月23日にそれまでの日本株高・円安相場が崩れてから、早いもので5ヶ月が経とうとしています。これまで何度か、公募株式投資信託への資金の流入・流出の差額の統計を見ながら、投資家全体では高値掴みをする傾向にあるお話しをしてきました。今回の相場でも、5月22日までは大幅な相場上昇をしていましたが、その5月は久しぶりに1兆円超えの資金純流入となっています。いかに安い時に買い、高い時に売るということが難しいか、ということです。

そんな中、底値買いと高値売り抜けができていた商品と投資家層があります。さて、何でしょう?

まずはグラフをご覧ください。

海外債券を主な投資先とする公募投信の資金純流入額が2012年5月から9月までの円高時に大きく流入され、2012年10月から2013年2月の間の円安進行とともに徐々に利食い流出が起き、2013年4月の円安ピーク直前に大きく流出が起きた。

(2012年1月〜2013年8月。 投資信託協会、ブルムバーグから得たデータをもとに楽天投信投資顧問にて作成)

青い棒グラフは、海外債券に投資するタイプの公募投資信託の各月の購入と解約の差額です。これらファンドの多くは、円安が進行すると利益が出るものです。赤い線は円ドルレートで、上にいくほど円安であることを示します。昨年11月以降の円安と日本株高は、極めて連動性が高いものでした。

いかがでしょう?急激な円安開始前に海外債券型投信に大量の資金が流入しました。アベノミクス相場が始まる前の10月中旬から円ドルレートは円安に進み始めていますが、そのあたりからファンドからは徐々に資金が流出、その後円安トレンドが本格化した12月から2月くらいは流入と流出がほぼ拮抗、そして5月の円安のピークに向かう直前の3月と4月は大きく流出となっています。

この統計から私なりに考察するポイントがあります。

● 毎月分配の「副次効果」

これら海外債券投資のファンドの多くがいわゆる毎月分配型です。毎月分配型投信は人気の一方、いくつか留意点が指摘されています。

  • 長期投資の観点からは、分配金を受け取らずに複利で回していく方が望ましいこと
  • 投資信託の分配金は必ずしも分配された月の投資利益ではないため、分配金は投資元本の取り崩しに過ぎない時もあること

等です。
その一方で、実は毎月分配型投信には、思わぬ大きなメリットがあります。それは、分配金を楽しみにすることにより、投資家達の相場タイミングに乗ろうとする傾向が薄いということです。むしろ相場に関しては、高値を追わず安いときほど買う投資家も多いのです。今回の動きは、まさにこの投資行動が功を奏したといえるでしょう。

●気になる3月〜5月の売却資金の行方

さて、海外債券型投信に関する統計だけを見るとなかなか素晴らしいのですが、気になるのは円安に伴い3月から5月にかけて売却された資金の行方です。この資金がどこに向かったかの統計はないので分かりません。しかし投信全体で見ると、海外債券型投信が資金流出の一方、株式に投資する投信は大きな資金流入となっていました。せっかく底値買いでうまくいった後に、もし単に5月の高値で株式型投信に向かったのであれば、今のところは高値掴みの残念な状態ということになります。どうせ株式型投信に投資するならば、毎月分配型でできたのと同様、「安いから買おう」ということを早くにできていればベストだったのですが。

いかがでしたでしょうか?

今回のお話しは、毎月分配型投信の議論が目的ではなく、ハンパに相場タイミングを追うくらいならば、動機は何でもいいから「安い時ほど買う」という投資の方がうまくいくことが多い、というのが申し上げたい点です。

なお、今回ご案内した毎月分配型投信の利点は、すでにある程度資産を持っている方が分配金を楽しみに投資する場合のものです。資産形成過程の方が毎月分配型投信に投資する場合は、分配金を受け取らず再投資し続けることをお勧めします。また、分配金のレベルよりも何よりも大事なのは、その投信が最終的に投資している資産自体が、長期的に収益を得られると自分が信じられるものか、であることはぜひ肝に銘じてください。

今回はここらへんで。また次回お会いしましょう。

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