楽天証券からのお知らせ 2013年10月6日

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楽天投信社長が語る 成功する投資に向けて 〜楽々投資術〜 第10回:「倍返しだ!!!」と宣言して、それを実現すると成功か?

楽天投信は、楽天グループの資産運用会社として、資産運用における個人投資家の「エンパワーメント」(インターネットを通じて人々と社会に力を与えること)に向け、投資を考え、実践していく会社です。誰もが無理なく投資の成功を得られるように―――そんな願いを込めながら、投資の基本的な考えや商品に触れたお話を2週間に1回、お届けしてまいります。

こんにちは。楽天投信投資顧問社長、色川徹です。

ここのところ、何かと流行語に引っかけながら投資のお話しをお届けしていますが、今回はあのヒットドラマの決めゼリフ「やられたらやり返す。倍返しだ!」です。何を言いたいかというと、リスクとの付き合い方。

価格が変動する資産に投資すれば、もちろんマイナスになることがあります。

では、100投資したものが10%の損失となり、その後10%の利益となった場合、結果はどうなるでしょうか?

100にマイナス10%(×90%)で100×90%=90 90にプラス10%(×110%)で90×110%=99に

結果は99、もとに戻れないのです。なぜ「プラスマイナスゼロ」にならないか?それは「投資収益はかけ算」だからです。マイナス10%とは90%をかけること、プラス10%とは110%をかけることなのです。100に90%をかけた後110%をかけると、99になってしまいます。

ここで、もっと高いリスクのものを考えます。「50%儲かることもあれば50%損することもある」投資対象です。そういう投資をして、最初にマイナス50%、その後プラス50%となった場合どうでしょう?

100にマイナス50%(×50%)で100×50%=50 50にプラス50%(×150%)で50×150%=75に

この場合なんと75にしか戻れません。マイナス50%の後、元に戻るにはプラス100%、「倍返し」が必要です。

100にマイナス50%(×50%)で100×50%=50 50に倍返しプラス100%(×200%)で50×200%=100に

つまり、半分になることがあり得る投資をして実際に半分に大損した後、「やられたらやり返す。倍返しだ!」と叫んでそしてそれを達成できても、やっと元に戻るだけなのです。全く成功とはいえません。

半分の大損なんてずいぶん高いリスクに見えますが、実は株式投資においては頻度はともかくとして必ず起こります。近年では2000年のITバブル崩壊や2008年のリーマンショックにおいて、各国の主要株式指数はその価格がほぼ半減するような大幅な下げを強いられました。何よりも我が国の代表的株価指数、日経平均は高値4万円弱から8千円の下まで、長期で約5分の1になるという経験をしています。

つまり、第一に、大きなリスクを取りたくない資金は株式やそれに近いリスクレベルの資産には入れないこと。大きなマイナスの後、元にもどるために「倍返し」が必要なものは保守的な資金に適しません。

第二に、株式やそれに近いリスクを取って収益を目指す資金ですが、これに関してはこれまで何度か議論した、「成功を目指すためにはハンパでない対照的などちらかの方法で」が重要です。

  • 自分の投資手法を確立して、投資のエントリー、利食い、損切り等をその方法に従って冷静に実行すること。この場合、損切りリミットは手法によりまちまちだが、少なくとも半分になるまで放置してはいけない。半分になってしまうと、「倍返し」しないと元に戻れない。
  • まれに大きなマイナスになることはあり得ても、長期的には「倍返し」を大きく超える収益を得られると信じられる資産に投資すること。また、一点に集中してしまうと、過去の日本株のような長期低迷もあるので、分散すること。そして大きく下げた時は動じず、できればむしろ買い増しをし、徹底的に長期に持ち続けること

何度か議論したように、グローバル分散株式は長期では、「倍返し」どころか、「10倍返し!!」「100倍返し!!!」とドラマの終盤戦に○○倍のセリフがエスカレートしたときのような収益をもたらしてきました(主要グローバル株式インデックスの計算が始まってからの数十年で見るとドルベースで数十倍なので、「100倍」は言い過ぎかもしれませんが)。これは言い換えれば、半分になり得るようなリスクを取るのであれば、「長期的には10倍返し」ぐらいの収益力を持っていると信じられるものに投資するのでなければ適切なリスクテイクではないと考えることもできます。

「10倍返しだ!!」。株式やそれに類似した資産のリスクを取り、長期投資するにあたっては、これを目指したいものです。

今回はここらへんで。また次回お会いしましょう。

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今日の話になるほどと思った方へ:色川が直接お話しします

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リスクおよび手数料等の説明

投資信託は、商品によりその投資対象や投資方針、申込手数料等の費用が異なり、多岐にわたりますので、詳細につきましては、それぞれの投資信託の「目論見書」「目論見書補完書面」を必ずご覧ください。また、一部の投資信託には、原則として換金できない期間(クローズド期間)が設けられている場合があります。

各商品は、銘柄ごとに設定された購入又は換金手数料(最大4.2%)および運営管理費用(信託報酬率等)の諸経費をご負担いただく場合があります。

投資信託の取引にかかるリスク

投資信託に組み入れられた株式または債券(投資信託に種類によって異なる)等の価格の変動等により基準価額が上下するため、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。また、投資信託に組み入れられた資産が外貨建ての場合、為替相場の変動等の影響により基準価額が上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。

投資信託の取引にかかる費用

申込時に直接ご負担いただく主な費用:お申込手数料(投資信託によって異なります)
換金時に直接ご負担いただく主な費用:信託財産留保額(投資信託によって異なります)
投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬(投資信託によって異なります)

買付・換金手数料、信託報酬等、信託財産留保額以外にお客様にご負担いただく「その他の費用・手数料等」には、信託財産にかかる監査報酬、信託財産にかかる租税、信託事務の処理に関する諸費用、組入有価証券の売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、受託会社の立替えた立替金の利息等がありますが、詳細につきましては「目論見書」で必ずご確認いただきますようお願いいたします。
また、「その他の費用・手数料等」については、資産規模や運用状況によって変動したり、保有期間によって異なったりしますので、事前に料率や上限額を表示することはできません。

商品等にご投資いただく際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みいただき、ご自身でご判断ください。

最終的な投資決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。
なお、取扱商品のご投資にかかる手数料およびリスクについてはこちらをご確認ください。

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