このぺージは、東洋経済新報社が提供する、四季報(2001年1集) に関する四季報速報のページです。
 この画面はデモンストレーションです。
★四季報速報は当社のお客様向けサービス(無料)です。


2月9日
[9173] 東海汽船
三宅島災害補助金受け赤字幅縮小

 伊豆七島の海上航路を主力とする東海汽船がこのほど2000年12月期業績を上方修正した。主因は三宅島災害による航路補助金収入が見込めることになったからだ。
 東海汽船の当期の連結予想はこれまで10億円の最終赤字だった。しかし、今月に入り国及び東京都からの補助金が約6億円入ることがほぼ確定的となった。このため、2月22日に発表される決算を前に、連結最終赤字を4億2000万円との修正を行った。同社は98年12月期まで3円配を実施していた堅実企業で、2000年初の連結株主資本は47億円あり、債務超過の危険はない。
 ただ、今2001年12月期は神津島・新島等への客足回復は見込めるが、三宅島への航路は休止したままだ。三宅島開島のメドはたっていない。4月から東京ー大島間の高速便を開始する。同便は従来東京港から伊豆大島まで4時間半かかったのを2時間20分まで半減し、「日帰り大島観光」をキャッチフレーズに新規需要開拓を図る。としても、今期に赤字を脱却するのは困難か。
【福田(淳) 記者】

[百万円]営業収入営業利益経常利益当期利益1株益(円)1株配(円)
連本1999.1211,718 144 -58 -50 -2.3 0
連本2000.12予13,060 -100 -210 -420 -19.1 0
連本2001.12予10,000 -800 -900 -950 -43.2 0
単本1999.1210,129 213 39 -120 -5.5 -
単本2000.12予9,570 -230 -300 -320 -14.5 -
単中2000.064,525 -312 -374 -378 -17.2 -
単中2001.06予4,000 -500 -500 -500 -22.7 -

前のニュース: [8016] オンワード樫山
子会社支援で特損計上、単独最終損益は上場来初の赤字に
次のニュース: [8212] オーク
JA等の組織販売不振、退職債務償却もあり最終大幅赤字に
▲ 戻る ▲

   
  【ご注意】
情報の転用、販売および蓄積は固く禁じます。
提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報の提供者は一切責任を負いかねます。